祈り
命尽きるまで
命尽きる その日までに
あなたに 安寧の日が訪れますように
自分のために 自分が踊るための歌を
歌えますように
自分が蒔いた 種の元を
地面に這い進んでしまった
柔らかい根の先を
見つめる勇気が 持てますように
あなたはたしかに あの日
恩赦を受けたのです
あとは 見つめるだけです
face
私はあまり 他人の顔を見ることがない
自分の目に映るその人の顔が
ほんとうにその人のものなのか
分からなくなる時があるから
あんなに全身で愛おしく想った
人の顔が
いっとう近くで私を見下ろす時
この人はこんな顔していたっけと
引き返すことのできない暗闇で
気づき怖くなる
見たことのない類の満面の笑み
ああ気づかなければ まだ少しいられたろうに
…
…という夢を見ましたよ〜 夢というか、昔のことを夢うつつに思い出したというか…
じぃちゃんのタペストリ
Gravity
地球に落ちる
あえて「落ちる」と書こう
球の体は手足を得て星型になり
手足の先に白い線を引いて
この地での宿命を得る
突き出た手足の宿命は
丸くなるまで 生え続く
より美しい玉になる
その方法は無限だ
重力を足に絡め
☆☆☆
数年前から学ぶ機会のあった算命学に関する詩です。詩なのかな⁉︎
愛の循環
やっぱね愛は循環させないとね、と言いたいです。
かつての心の恋人に、こんなにもたくさんの愛をもらっておきながら、返すことができなかった
愛はあげてもあげても枯渇しないなんてことはない…のかなと思ったりして…あげっぱなしだと乾いてしまうのかな
それに、愛に使用期限はなく、20年前にもらったものだって新鮮なまま返すことができる
水
いわゆる母1人娘1人になった
ママは水がくさくて汚い町に
引っ越した
夜中に託児所に迎えに来るママ
くさい道をママと歩くのが一番幸せな時間
中学。
なんか知らないけどモノを食べたくなくなった
きらいきらい死にたいわけじゃないきらいなだけ
空っぽの洗濯機に入ってふたを閉めてすごすのが一番幸せな時間
ある日ママはせんせから電話で呼び出し食らう
ここからわたしの意識は常にママにつきまとう
せんせはなんて?
わたしの問いに聞こえたかのようにママが独り言
やせたかなぁ だってさ
ママはわたしをさがす
またあそこなんだろうな
ママは独り言
そうだよわたしはいつもそこよ
ママ知ってたんだ知らないふりしてたの?
この声だって聞こえない
わたしはいつもの洗濯槽の中
ママはすこしだけ慌てたけど、またいつものママに戻ってまた独り言
あらあら、これはちょっとまずいですね〜
わたしはママにまつわりついて今まで言えなかった言葉を吐く
吐いて浄化するんだ
…これも印象的な夢でした。