face

私はあまり 他人の顔を見ることがない

自分の目に映るその人の顔が

ほんとうにその人のものなのか

分からなくなる時があるから


あんなに全身で愛おしく想った

人の顔が

いっとう近くで私を見下ろす時

この人はこんな顔していたっけと

引き返すことのできない暗闇で

気づき怖くなる

見たことのない類の満面の笑み

ああ気づかなければ まだ少しいられたろうに



…という夢を見ましたよ〜 夢というか、昔のことを夢うつつに思い出したというか…